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新人記者、「エーデルワイス」の意味を知るWeekly Access Top10

» 2015年09月28日 13時53分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 シルバーウィーク、皆さんはいかがお過ごしでしたか。普段は出不精の私ですが、この5連休は映画を見に行ったり、テーマパークに行ったり、買い物をしたりと、かえって大忙しだったように思います。休みなのに休む暇もないとは……。

 その中でも、特に印象に残ったのは、劇団四季のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」を見に行ったこと。

 同ミュージカルは、第二次大戦前のオーストリアが舞台。見習い修道女のヒロイン、マリアが、軍人のトラップ大佐一家に家庭教師として招かれるところから始まります。他の修道女からは「歌好きの変わった子」とからかわれていたマリアでしたが、家庭教師として働くうちに、「自分にできることは何か」を考え、自慢の歌声を生かしながら成長していきます。厳格な父親だったトラップ大佐も、マリアの影響で子どもたちに心を開いていき、家庭も明るくなります。そして2人は恋に落ちるのですが――。

 恥ずかしながらストーリーを全く知らず、「『エーデルワイス』を歌うんでしょ?」という軽いノリで見に行ったためか、かえって心を打たれた話でした。

 ミュージカルと言うとお堅いイメージがあったり、「突然歌い出すのはなぜ?」とやぼなことを思ったり……取っつきにくい印象もありました。しかし「サウンド・オブ・ミュージック」は全体的に明るく、マリアが「突然歌い出すほどの歌好き」という設定もあって、ミュージカル初心者の僕でも気軽に楽しめる作品でした。それでいて、さまざまなメッセージが込められているのも、ミュージカル界の金字塔と言われるだけはあります。

 マリアではありませんが、「自分の才能を」「今の仕事で」「どう生かせるか」を考えると、より良い結果が見出せるのでは……と、覚えたての「エーデルワイス」を口ずさみながら、ぼんやり考えた連休でした。

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