楽天技術研究所が「CEATEC JAPAN 2015」(10月7〜10日、千葉・幕張メッセ)に初出展。スマートフォンと連携し、商品詳細の確認・購入がその場でできるデジタルサイネージ「WallSHOP」などを展示している。
QRコードを読み込むと、スマホと大型ディスプレイの両画面に丸いカーソルが出現。スマホ画面のカーソルを指で操作すると、ディスプレイ上のカーソルが連動して動き、好みの商品をタップしてスマホの画面上で商品ページが開ける仕組みだ。同時に複数人が別々のカーソルを操作できるほか、商品の説明文もスマホの設定言語に応じて英語や韓国語などに自動翻訳される。
専用アプリは必要なく、ブラウザ上で詳細確認や商品購入までスムーズに行えるのが特徴だ。担当者は「情報の持ち帰りができず、購買に結び付きにくい」といった従来のサイネージの欠点を克服できれば――と説明する。
同社は2013年、ジェイアール名古屋タカシマヤの物産展「うまいもの大会」で、拡張現実(AR)などを活用し、売れ行きを表示するサービス「HITOKE」を提供した。「WallSHOP」はそうした「人気を可視化する」考えを応用したもので、今後はデパートやショッピングモールとも協業したいという。
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