米Facebookは10月12日(現地時間)、モバイルでのFacebookサービス内で商品情報を探すユーザーのための様々な取組について説明した。
同社の調査によると、Facebookを訪れるユーザーの約半数は積極的に商品情報を探し、ニュースフィード、ページ、グループで新製品情報を見つけているという。
こうした動きを受け、ユーザーとブランドや商品をより強く結びつけるための機能のテストを実施している。
昨年からテストを実施している横スワイプで次々と商品を閲覧できる「カルーセル広告」では、CPCの30〜50%削減という成果があったという。
6月から一部のパートナーとテストしている新しい「Canvas」広告は、ニュースフィード上の広告投稿をタップすると、全画面の商品カタログが表示され、例えば衣服の広告ではFacebook内で色や柄を選び、「Buy on <Webサイト>」ボタンをタップすることでオンラインショップのその商品購入ページに直接飛べるというものだ。
Facebookページを持つブランドは、自社のページに「Shop」セクションを設置できるようになる。このセクションから自社のオンラインショップに誘導できるだけでなく、ページ内での販売も可能になる。
さらに、モバイルの「その他」をタップすると表示されるリストに「Shopping」を追加するテストも開始する。Shoppingはいわばブランド情報専用のニュースフィードのようなもので、ユーザーはニュースフィード上で友達の投稿に紛れたブランド情報を探さなくて済む。Shoppingフィードには、自社ページにShopセクションを設置したブランドや、Facebookグループ内の商品情報が表示される見込み。下右端の画像を見ると、商品の検索も可能なようだ。
Facebookだけでなく、米Twitterや米Pinterestも購入ボタン付き投稿などで、検索サイトを介さずにユーザーが商品を購入する方法を開発している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR