「東京モーターショー2015」(一般公開日10月30日〜11月8日、東京ビッグサイト)でトヨタ自動車や本田技研工業などが軽自動車と原付バイクの中間にあたる「超小型モビリティ」、1人乗りで歩くように移動する「パーソナルモビリティ」を出展。一昨年に続き、会場内での試乗も可能だ。
超小型モビリティの試乗エリアには、「i-ROAD」(トヨタ自動車)、「COMS」(トヨタ車体)、「MC-β」(本田技研工業)、「New Mobility Concept」(日産自動車)、「Zied-C1」(ジード)の5種類が登場し、専用のテストコースを走行できる。
「i-ROAD」は3輪型の電気自動車(EV)。左右の前輪が上下し、バイクのように傾いて曲がるのが特徴だ。最高速度は時速60キロ。約3時間のフル充電で50キロ走行できるという。法整備がネックだが、昨年3月には首都圏を中心に10台を貸し出し、モニター調査を実施――など実用化に向け、取り組みを続ける。
今年7月の道路交通法改正に伴い、実証実験の制限が緩和されたパーソナルモビリティの分野からは、「Winglet Long Type」(トヨタ自動車)、「UNI-CAB β」(本田技研工業)、「WHILL Model A」(WHILL)、「Ninebot E」(Ninebot)の4種類を試乗できる。テストコース外に出て、来場者が歩く会場内の通路も走行し、「歩行者と共存できるモビリティ」をアピールする。
「Winglet Long Type」は、立ち乗り型の移動支援ロボット。台車部分に乗り、行きたい方向に重心移動すると前後に進むほか、左右旋回も簡単に行える。最高速度は時速6キロ。約1.5時間の充電で、4キロの走行を可能にした。担当者は「羽が生えたように自然に進む感覚が魅力」と話す。
「UNI-CUB β」は、座ったままの体重移動で、前後左右に移動する電動1輪車。「ASIMO」などのヒューマノイドロボット研究で培ったバランス技術を生かし、バリアフリー対応空間をスムーズに走行できる。最高速度は時速6キロ、フル充電時の航続距離は6キロ。
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