米Googleは1月27日(現地時間)、Google I/O 2014で発表したダンボール製VR(仮想現実)ビューア「Google Cardboard」の現状について発表した。
Cardboardビューアの出荷数が500万個を超え、昨年の10〜12月の2カ月だけでGoogle Playの「Cardboardアプリ」が2500万本ダウンロードされた。YouTubeの「Cardboard」モードの視聴時間は立ち上げから累計で35万時間に上り、昨年12月にリリースしたAndroid端末で3DのVR写真を撮影できるアプリ「Cardboardカメラ」で撮影されたVR画像は75万枚を超えたという。
同社はこの発表を「もうすぐモバイルVRに創造的で楽しい体験や教育的体験をもたらすプロジェクトを披露するので、目をしっかり見開いていてください」という1文で結んでいる。
Googleは最近、VR関連のハードウェアおよびソフトウェア関連の多数の人材を求めており、これらの求人内容から、オリジナルのVRプラットフォームおよびハードウェアを開発していることがうかがえる。
最近米Twitterを退社したエンジニアが「GoogleでVRチームに参加する」とツイートしたことも合わせると、Facebook同様にVR市場に本格参入するとみてよさそうだ。
なお、米AppleもVR市場に参入するとみられている。同社のティム・クックCEOは26日の業績発表後の電話会見で「VRをニッチだとは思わない。本当にクールだと思うし、興味深いアプリケーションもある」と語った。
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