米Facebookは「Trending Topics」から保守系の政治記事を排除している――との一部報道に対し、同社の検索部門バイスプレジデント、トム・ストッキー氏が「匿名の告発が事実という証拠はない」と自身のFacebook上でコメントした。
Trending Topicsは、Facebook内でリアルタイムで話題になっているテーマを表示する機能。日本版にはなく、米国など一部の国で実装されている。ニュースサイトのGizmodoが5月9日、元Facebookの従業員の匿名インタビューを基に「保守的な読者の興味をひくニュース記事をごく当たり前に削除している」と報道した。
これに対し、ストッキー氏は「報道を真摯に受け止めているが、この匿名の告発が事実という証拠はない」と述べている。Trending Topicsの運営には、誤報や記事の重複を防ぐ監査役のスタッフと厳格なガイドラインを設け、政治的な中立を保っているという。
不正を防ぐようにツールを設計し、監査役のスタッフの行動も記録。「ガイドラインを破ることがあれば、解雇につながる」(ストッキー氏)としている。
「女性の人生は『仕事と結婚』『結婚と子育て』のどちらか」――日経ビジネス、記事掲載取りやめ 「女性差別的」と炎上
Twitterルール改定──人種や性的指向へのヘイト行為や脅迫行為など、禁止事項が詳細に
「ヤフコメはひどい」? 「Yahoo!ニュース」のコメント欄、投稿者は男性が80%以上、40代が突出
ハフィントンポスト日本版、“ステマ記事”排除へ調査部門設立 過去記事6本を削除
「われわれはジャーナリズムではない」 ニコニコニュースが「ポリシー宣言」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR