ソフトバンクグループは6月21日、「Clash of Clans」などのスマートフォン向けゲームを手掛けるフィンランドの子会社・Supercellの全保有株式(保有割合72.2%)を、中国のネットサービス大手テンセントに73億ドル(約7700億円)で売却すると発表した。
ソフトバンクグループは2013年10月、当時連結子会社だったガンホー・オンライン・エンターテイメントとともに15億3000万ドルでSupercellの株式を取得、子会社化していた。
孫正義社長は売却の意図を「株主の利益を目的とした資金化や、規律ある財務運営につながるもの」と説明。同社は今月1日、中国のEC大手Alibaba株式の一部売却を発表し、79億ドル(約8700億円)の調達を見込んでいる。
テンセントは、人気タイトルを抱えるSupercellを傘下に入れ、中国をはじめとする各国でスマホゲーム事業を拡大する狙い。Supercellの本社は引き続きフィンランドに置くという。
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