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216枚の有機ELテレビに包まれる新体験 韓国LGが技術力アピールで一歩リード(動画あり)CES 2017

» 2017年01月10日 10時54分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 韓国LG Electronicsは、米ラスベガスで開催された「CES 2017」(1月5〜8日、現地時間)に、“壁紙テレビ”をうたう有機ELテレビ「OLED TV W」シリーズを出展した。画面サイズは65/77インチを用意し、65インチモデルでは2.57ミリの極薄有機ELパネルを採用。テレビチューナーや入力端子などは内蔵せず、ディスプレイを壁に貼るように設置できる。価格は約100万円からで、数カ月以内に発売するという。

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 新製品もさることながら、LGブースで特に来場者の心を引き付けていたのは、入り口付近に設置された鑑賞型アトラクションだ。216枚の有機ELテレビをトンネル状に設置し、海中やオーロラが映える星空、宇宙空間といった約3分間の映像を放映した。

 有機ELならではの鮮やかな発色と映像に包まれたような没入感に、来場者からは感嘆の声が上がっていた。LGは自社製品だけでなく、他社にも有機ELパネルを供給しており、供給メーカーとして技術力をアピールするのも狙いだ。

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 今年は、ソニーが有機ELを採用した4K対応テレビ「ブラビア A1Eシリーズ」を公開し、コンシューマー製品として有機ELテレビ市場への再参入を発表。パナソニックも4K対応有機ELテレビを発表するなど、日本や韓国の家電メーカー各社による競争の激化が見込まれている。

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