日本経済新聞社は1月25日、決算情報の要点を人工知能(AI)によって自動で文章化するサービス「決算サマリー」を開始した。決算開示後数分で、売上高や利益などのデータをまとめ「日本経済新聞 電子版」や「日経テレコン」に配信するという。
サマリーの対象は、PDFファイルで決算情報を開示している一部の企業を除く上場企業(約3600社)。情報の取得から文章作成、配信まで完全自動で行うという。当面はβ版として位置付けるとのことだ。
同プロジェクトは、日本経済新聞社、言語理解研究所(ILU)、東京大学松尾豊特任准教授研究室が共同で行ったもの。決算発表資料からデータや文意を読み取って要点を抜き出し、日本語の文章として構成する仕組みを構築したという。
(太田智美)
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