米大手コーヒーチェーンのStarbucks Coffee Companyは1月30日(現地時間)、iOSアプリおよび米Amazon.comの音声アシスタント「Amazon Alexa」での音声による注文を可能にしたと発表した。まずは米国で約1000人のユーザーにβ版を提供し、夏ごろに全米でリリースする。Android版でも年内に可能にする見込みだ。米国以外での提供については発表していない。
iOS版の公式Starbucksアプリに追加されるAI(人工知能)搭載bot機能「My Starbucks barista」で、テキストあるいは音声でbotと会話しながら注文内容を決められる。
例えば「キャラメルマキアートのダブルアップサイドダウンをハーフディカフェでホイップクリーム追加、サイズはグランデで」と口頭で注文するとそれを聞き取って確認し、発注してくれる。botはテキストで、最寄りの店舗でだいたい何分後に注文したものが準備できるかを表示するので、それに合わせて店舗に行けば、待たずに注文した品を受け取れる。
Alexaで注文できるのは、あらかじめ決めてある“いつもの”内容のみ。「Amazon Echo」などの、Alexa搭載端末に「Starbucks Reorder Skill」をダウンロードしておく必要がある。このスキルで注文内容を設定しておき、「Alexa, order my Starbucks」と言うと、設定してあるメニューを注文できる。注文内容は変更できる。
Starbucksによると、米国ではモバイルアプリでの発注・決済がすべての発注・決済に占める割合は7%以上という。
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