米特許商標局(USPTO)は3月23日(現地時間)、米Appleが2016年9月20日に出願した“電子アクセサリ端末”の特許を公開した。「携帯可能な薄いコンピューティング端末に内部コンポーネントを提供するシステムおよび方法の様々な実施形態」というものだ。米AppleInsiderが最初に報じた。
出願書類には、MacBookのようなコンピューティング端末のボトムケース(キーボード側)に、iPhoneのようなモバイル端末をはめ込む説明図が添えられている。
このMacBookのようなアクセサリ端末は、CPUは“電子ホスト端末”(iPhoneやiPadとみられる)のものを使うので、ホスト端末をセットしなければ機能しない。ホスト端末はCPUだけでなく、Wi-FiやLTE、Bluetoothなどの接続機能も担う。トラックパッドの役割も果たすようだ。アクセサリ端末側はGPUや追加のバッテリーなどを提供する。
書類には上の画像とは別に、トップケース(ディスプレイ側)にiPadのようなタブレットをはめ込むアクセサリ端末の画像も添えられている。これならタッチ対応ディスプレイのMacBookが実現できそうだ。
Appleは多数の特許を出願しており、たとえ取得してもすべてを製品化に反映させるわけではない。このアクセサリ端末のアイデアも製品化されるかどうかは分からない。
変更履歴:当初、Appleが特許を取得したとしていましたが、特許が公開されただけで付与されたわけではありませんでした。お詫びして訂正いたします。[2017/3/24 9:10]
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