米Facebookは3月28日(現地時間)、iOSおよびAndroid版Facebookアプリに3つの新機能を追加したと発表した。同日から世界で“ローリングアウト”していく。いずれも米SnapのSNSアプリ「Snapchat」で人気の機能に非常によく似ている。
Facebookは古くは2012年の「Poke」など、若者に人気のSnapchatの機能に似たアプリや機能を取り入れて来た。
「ストーリー」は、Snapchatが2013年に発表したソーシャル機能。Snapchatのストーリーは、複数の写真や動画を1つのストーリーとして友達と共有するというもので、24時間後に消えるのが特徴だ。
Facebookはまず2016年8月にInstagramに、2017年2月にWhatsAppに、3月に入ってFacebook Messengerに、それぞれストーリーと同様の機能を追加した。Instagramのケビン・シストロムCEOはInstagramのストーリーズのフォーマットはSnapchatが開拓したことを認めている。
新機能が使えるようになると、画面左上にカメラアイコンが、その下にストーリーのコーナーが表示される。
カメラアイコンをタップするとアプリ内カメラが起動し、様々なエフェクトやマスク、フィルターで加工した写真や動画を撮影できる。サードパーティーとの提携で、例えば映画のキャラクターのマスクも提供する。
ストーリーは他のアプリと同様、複数の写真や動画をまとめて投稿し、24時間後に消滅する機能。ストーリーのコーナーの「Your Story」をタップして自分のストーリーを作成する。ストーリーは基本的にこのコーナー内でのみの共有で、ニュースフィード上に流れることはないが、ニュースフィード上に表示させることも可能だ。
Directは、ストーリーコーナーの左端の紙飛行機のアイコンをタップして起動する。友達全員にではなく、相手を選んでストーリーを共有する機能。Directのコンテンツも24時間後に消滅する。コンテンツにつけたコメントも同時に消える。
Facebookは向う数カ月中に、ユーザーが自分のフレームやエフェクトを作成できるようにする計画という。
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