韓国Samsung Electronics傘下のHarman Kardonは5月8日(現地時間)、米MicrosoftのAIアシスタント「Cortana」搭載のスマートスピーカー「Invoke」を発表した。今秋に米国で発売する計画だ。価格はまだ発表されていない。
Microsoftは昨年12月、Cortanaをサードパーティー製品で使えるようにする2つのツール、「Cortana Skills Kit」と「Cortana Devices SDK」を発表した際、Harman Kardonのスピーカーのデモ動画を公開していた。
米Amazon.comのスマートスピーカー「Amazon Echo」に似た円柱形のデザインで、Echoと同様に音声での音楽再生やスマート家電の操作(対応家電についてはまだ発表されていない)が可能だ。Haman Kardonは昨年11月にSamsungに買収されたので、SamsungのIoT製品には対応するだろう。
3つのウーファーと3つのツイーターを搭載し、360度の高品質なサウンドを提供するという。スピーカーには7つのマイクが内蔵されており、Harmanのエコーキャンセルやノイズリダクションアルゴリズムでうるさい環境でも命令の音声を聞き取れるとしている。
Alexaを擁するAmazon.comも、「Google Assistant」の米Googleも、それぞれサードパーティーにSDKを公開しており、Alexa搭載端末は既にLenovoなどが発表している。
米AppleもSiri搭載の競合製品を発表するといううわさもある。
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