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割り算の「余り」を出すことに注力した電卓、カシオが発売

» 2017年07月12日 11時36分 公開
[太田智美ITmedia]

 カシオ計算機は7月12日、割り算の答えと余りを算出する電卓「余り計算電卓 MP-12R」を21日に発売すると発表した。多くの電卓は、割り切れない場合に小数点以下を表示するが、今回「÷余り」キーを搭載することで答えと余りを同時に算出できるようにした。価格はオープン。


カシオ「余り計算電卓」

 利用は、調剤薬局や物流倉庫などを想定。例えば、調剤薬局で「1シート14錠の薬を、1日3回、1回1錠、90日分処方」する場合、「3×90÷余り14=」と入力すると「19−4」と算出され、19シートと4錠を処方すればいいと分かる。また、物流倉庫では「1ダース単位で梱包された製品を、218個出荷する」といったときに「218÷余り12」と入力すると、18ダースと2個の出荷だと分かる。


カシオ「余り計算電卓」

カシオ「余り計算電卓」

 余り計算は、整数だけでなく小数でも可能。日数や時間の計算機能も搭載し、次回の処方日・出荷日などを計算するときにも役立つとしている。

 サイズは103(幅)×147(奥行き)×28.8(高さ)ミリ、重さは115グラム。

太田智美

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