米国で大きな影響力を持つと言われる非営利の消費者団体が発行する情報誌「Consumer Reports」は8月10日(現地時間)、米Microsoftの4モデルの「Surface」シリーズの「recommended(お勧め)」を取り消したと発表した。
お勧めを取り消されたのは、「Surface Laptop」(128GB/256GB)と「Surface Book」(128GB/512GB」の4モデル(既存の他のSurfaceシリーズ製品は、もともとお勧めしていない)。
いずれも、Consumer Reportのラボでの評価は高かったが、同誌の会員である端末ユーザーの調査の結果、Surfaceシリーズの25%が、購入2年後までに何らかの問題が発生する可能性があることが分かったという。この「予測信頼度」は、他社のノートPC/タブレットより顕著に低いので、お勧めを取り消したとしている。
Surfaceシリーズのユーザーが具体的に挙げた問題としては、起動の遅さ、フリーズや突然のシャットダウン、タッチスクリーンの反応の鈍さなどがあった。
Microsoftはこの結果を受け「Microsoftへの過去のSurface製品の返品・サポート率は、Consumer Reportsの問題予測可能性と大きく異る」という声明文を出した。
Consumer Reportsの調査は、2014年から2017年初頭にかけて会員が購入した9万741台の新しいタブレット/ノートPCを対象とした。「予測信頼度」は、既にユーザーが所有する端末のデータに基いて、各社の新モデルの信頼性を予測するものとしている。
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