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YOZANが破産 「国内初のWiMAX商用サービス」提供も……

» 2017年09月27日 12時41分 公開
[ITmedia]

 東京商工リサーチによると、通信事業などを展開していたYOZAN(旧「鷹山」)が9月20日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は2007年末時点で約143億円。今回、債権者から破産を申し立てられ、破産開始が決まったという。

画像 公式サイトは残っている

 第3世代携帯電話向けのデバイス開発などを手掛けた後、00年12月にJASDAQに上場。01年から02年にかけ、ポケットベル事業(東京テレメッセージ)やPHS事業(東京電話アステル)を買収するなどし、通信事業に参入した。

 05年には国内初のWiMAX商用サービスを始めたがトラブルが相次ぎ、08年にWiMAX事業の継続を断念。PHS事業の赤字やWiMAX事業資産の減損損失の計上などで100億円以上の債務超過に陥り、08年3月期の有価証券報告書を期限内に提出できなかったため、08年8月に上場廃止していた。

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