ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

Amazon決算、予想を上回る増収増益 プライムデーやホールフーズが貢献

» 2017年10月27日 11時42分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Amazon.comが10月26日(現地時間)に発表した2017年第3四半期(7〜9月)決算は、売上高は前年同期比34%増の437億4400万ドル、純利益は1.6%増の2億5600万ドル(1株当たり52セント)で、売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高は421億ドル、1株当たり純利益は3セント)を上回った。

 amazon 1 売上高推移

 7月に実施し、過去最高の売り上げを記録したプライムデーが奏功した他、AWSも前期に続き好調だった。なお、この売上高には8月に買収を完了したWhole Foods Marketの売上高13億ドルも含まれる。

 ジェフ・ベゾスCEOは発表文で、同社のAI音声アシスタント「Alexa」搭載端末が好調だと語った。「数千万人の顧客がAlexa搭載端末を購入し、これらの端末のアクティブな顧客は昨年の5倍に増加した。数千もの開発者やハードウェアメーカーがAlexaのスキルや対応端末を開発しており、Alexaの体験は今後も成長を続けるだろう」。

 同社はこの四半期に、Alexa搭載のAIスピーカー、Echoシリーズの新製品も投入している。

 amazon 2 Alexa搭載端末(一部)

 AWSの売上高は42%増の45億ドル、営業利益は36%増の11億7100万ドル。営業利益は初めて10億ドル台に乗った。

 ホリデーシーズンを含む第4四半期(10〜12月)の見通しは、売上高を前年同期比28〜38%増の560億〜605億ドル、営業利益を3億〜16.5億ドルとした。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.