国立情報学研究所(NII)とLINEは11月27日、共同研究に関する覚書を17日に締結したと発表した。「Robust Intelligence」(ロバストインテリジェンス)と「Social Technology」(ソーシャルテクノロジー)を軸に、社会課題解決のための強靱(きょうじん)な知識基盤の研究に取り組む予定。
また、締結した覚書に基づき、NIIとLINEは共同研究部門の設置を検討。部門はNIIに置かれ、LINEが同研究部門の経費を負担するとのことだ。研究部門の名称は「Center for Robust Intelligence and Social Technology(CRIS)」(仮)。
NIIは大学や他の研究機関からも研究者を募り、2018年度の共同研究部門設置時には、京都大学、東北大学からも研究者が参加するとのこと。LINEは所属する研究員やエンジニアを共同研究に参加させるほか、自社内にNIIと連携して研究を行う研究部門を設置するという。同社のスマートスピーカー「Clova WAVE」に関連する技術提供も行う予定だ。
(太田智美)
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