H.I.S.ホールディングスは12月7日、東京都内に初進出となるロボットが接客する「変なホテル」の内覧会を実施した。都内初となる場所は、西葛西。これまでのテーマパーク型ホテルとは異なり、訪日旅行客のみならずビジネスマンを意識した作りとなっている。12月15日にオープンする予定。
「変なホテル東京 西葛西」の特徴は、(1)Chromecastが備え付けられた49インチの4Kテレビ、(2)無料で国際電話かけ放題のモバイル端末「handy」、(3)スマートフォンで家電をコントロールできる「iRemocon」、(4)ホームクリーニング機「LG styler」が全室に導入されていること。handyは外へ持ち出し可能で、部屋番号で外でも客室間通話ができる。通話履歴や写真なども、チェックアウト時間に全て自動で消去される設定になっているため、セキュリティ面も安心して使えるという。利用は全て無料。
受け付けには2体の恐竜ロボットがおり、恐竜ロボットのアナウンスに従ってチェックイン。日本語・英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語の4カ国語に対応しており、日本語は音声認識または手入力、訪日外国人はパスポートをスキャンすることでチェックインできる。
今回初導入となる自社開発による自動精算機も、同4カ国語に対応。恐竜ロボットや予約システム、ルームキーシステムと連動し、効率化を図った。今後他社への販売も視野に入れているという。
自動精算機から出る領収書にはバーコードが付いており、スマートフォンの専用アプリで読み取ればホテルの玄関や部屋のキーにもなる。このバーコードは一度しか読み取れないため、紙をなくしてしまっても他人がキーを入手することはなく、万が一スマートフォンをなくしてしまった場合も、24時間待機しているスタッフによってすぐ無効にできるという。また、複数人でキーを使いたい場合は、複数のバーコードを発行することも可能。
同ホテルで働くスタッフは、シフト制で全7人。常時2人がバックヤードで待機している状態で、電話対応や困ったときにサポートしてくれる。
無料のシャトルバスも用意されており、舞浜駅までのバスが1日7便、東京駅までのバスが2便出ている。
(太田智美)
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