ソフトバンクグループとソフトバンクは2月7日、ソフトバンクの株式上場準備を開始すると発表した。グローバル規模で投資を進めるソフトバンクグループと、子会社で通信事業分野の中核企業であるソフトバンクの役割を明確に分けることで、事業内容を市場に訴求しやすくなり投資家ニーズにも対応しやすくなると考えているという。
ソフトバンクは上場後も、グループの通信事業分野において「重要な連結子会社」であることが前提。より自律的な経営視点と成長戦略を持ち、幅広い領域に素早く事業展開することでさらに強固な経営基盤を持ちたいとしている。
上場にあたっては、グループ全体の信用力・キャッシュフローへの影響を考慮し、慎重に組織構成および資本構成を検討。グループ全体の成長と企業価値の最大化を目指す。
1998年に東証1部に上場したソフトバンクは2015年7月にソフトバンクグループへ社名変更。携帯電話だけでなく固定電話やネット接続事業も扱うようになったソフトバンクモバイルは同時期に「ソフトバンク」に名称変更している。
なお、上場準備過程において、検討の結果次第では上場しない結論に至る可能性もあるという。
(太田智美)
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