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» 2018年08月30日 19時35分 公開

IFA 2018:カシオ「プロトレック スマート」が“小顔”になった理由 (1/3)

「IFA2018」でカシオ計算機がWear OSを採用したアウトドア向けスマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F30」を発表。コンパクト化と進化のポイントを開発者に聞いた。

[山本敦,ITmedia]

 欧州最大のエレクトロニクスショー「IFA2018」で、カシオ計算機がWear OSを採用したアウトドア向けスマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F30」を発表した。欧州では2019年1月に549ユーロで、日本でも同時期に6万1000円(税別)で発売する予定だ(関連記事)。

カシオのWear OS搭載スマートウォッチ「WSD-F30」。カラバリは3色

 IFAの開幕日は8月31日(現地時間)だが、29日と30日はメディア向けに一部ブースが公開されている他、プレスカンファレンスを実施するなど、いわば「プレビュー期間」という位置付け。カシオも29日の夕方にプレスカンファレンスを開催し、世界中の報道関係者が詰めかけた。

カシオ計算機の山下氏が新製品を紹介

 あいさつに立ったカシオ計算機の山下和之氏(上席執行役員 営業本部 副本部長 兼 海外営業統括部長)は、16年春に発売した「WSD-F10」に始まるカシオのアウトドア向けスマートウォッチを振り返り、「カシオがユーザーのアウトドアアクティビティーを応援するタフネス、多機能スマートウォッチという新しい商品カテゴリーを生み出した」と胸を張った。

 17年発売の「WSD-F20」では、アウトドア向け腕時計「PRO TREK」シリーズに合流し、「F10と比べて数倍の売り上げを達成した」(山下氏)という。今回のWSD-F30は、カシオにとって3機種めのスマートウォッチとなる。

 F30には、PRO TREK Smartシリーズにとって初となる特徴が3つある。1つは2層ディスプレイのカラー側が縦横390ピクセルの有機ELになったこと。上部のモノクロ画面も、日時だけでなく内蔵センサーで取得した高度、気圧、コンパス情報も表示できるように情報量を増やした。さらに周囲環境の明るさに合わせてディスプレイの輝度を自動調節する照度センサーもシリーズ初搭載だ。

カラー表示のディスプレイは有機EL。周囲の明るさに合わせてディスプレイの明るさを自動調節する機能が加わった

 本体の防水性能は5気圧対応。米軍MIL規格対応のタフネスボディーと、−10度までの耐低温仕様とした。GPS機能はGPS、GLONASS、みちびき対応。音声操作用のマイクを内蔵する。

 カラーはヨーロッパでメインカラーと位置付けられる「オレンジ」のほか、スタンダードな「ブラック」、そしてPRO TREK Smartシリーズでは初の「ブルー」を加えた3色展開だ。

開発者に聞いた進化のポイント

カシオ計算機の岡田佳代氏に商品の特徴を聞いた

 WSD-F30は、本体のコンパクト化と内蔵バッテリーによる駆動時間の延長が大きな特徴だ。開発を担当したカシオ計算機の岡田佳代氏(開発本部 時計開発統括部 リスト機器開発部 商品企画室)によると、WSD-F20はアウトドアでのアクティビティーを楽しむ女性にも人気のスマートウォッチだったが、発売後は「もう少しコンパクトなモデルがほしい」というリクエストも寄せられていたという。そこで今回は「実装を見直し、縦横を3.9ミリ、厚さは0.4ミリのサイズダウンを実現した」(岡田氏)

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