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新iPhoneは「Max」含む3機種、特徴は Apple発表内容まとめ

» 2018年09月13日 05時42分 公開
[ITmedia]

 米Appleが9月13日(日本時間)に開催したスペシャルイベント「Apple Special Event September 2018」で、iPhoneシリーズの新モデル「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」が発表された。新Apple Watchが心電図機能を搭載したことも話題になっている。

 新iPhoneの特徴は何か。発表内容のポイントをまとめた。

アップル 「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」

新iPhoneは「Xシリーズ」3機種 ホームボタン廃止

 新たに発表されたiPhoneは3機種。「Phone X」の後継となる有機ELモデル「iPhone XS」「iPhone XS Max」と、廉価版の液晶ディスプレイ搭載「iPhone XR」だ。全モデルでホームボタンを廃止し、顔認証機能「Face ID」を採用した。前モデルと比べ、画面サイズがアップ(XS Maxのみ)し、パフォーマンスが向上したのが特徴だ。

アップル 「iPhone XS」「iPhone XS Max」
  • iPhone XS:5.8インチ有機EL。9月21日発売。価格は11万2800円(税別、以下同)から。
  • iPhone XS Max:6.5インチ有機EL。9月21日発売。12万4800円から。
  • iPhone XR:6.1インチ液晶ディスプレイ。10月26日発売。8万4800円から。

 全モデルでプロセッサに「A12 Bionic」チップを採用し、パフォーマンスを向上させた。XS/XS Maxの背面のカメラは広角と望遠の2種類のレンズを並べた「デュアルレンズカメラ」を搭載した。

 XS Maxは、シリーズ史上最大の6.5インチ有機ELディスプレイ(2688×1242ピクセル)を搭載。Xと比べ、バッテリー持続時間は約1時間半伸びたという。

 iPhone XRは航空機材のアルミ製フレームを採用し、解像度1792×828ピクセルの液晶ディスプレイを搭載する。カラーはホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、コーラル、プロダクトレッドの6色を用意、7層にわたる着色プロセスで深い色味を実現したという。本体カラーで個性を出したい人はXRが選択肢に入る。

 ストレージ容量は、XS/XS Maxが64、256、512GB。XRが64、128、256GBを用意する。

アップル 「iPhone XR」

心電図機能搭載の「Apple Watch Series 4」

 「Apple Watch Series 4」は心電図機能を搭載。健康機能を強化し、心拍数の計測に加え、心電図表示にも対応させた。

アップル 「Apple Watch Series 4」

 本体サイズは40ミリと44ミリで、ディスプレイサイズは前モデルと比べそれぞれ35%、32%アップ。プロセッサは「S4チップ」を採用。竜頭(Digital Crown)は触覚フィードバックに対応する。スピーカーと集音性能も向上させた。

アップル

 新しい加速度センサーとジャイロスコープを搭載したことで、ユーザーの転倒も検知可能に。実際に転倒するとアラートが届き、60秒以上返答がない場合は緊急電話が自動発信される仕組みだ。

 バッテリー持続時間は最大18時間。9月14日から予約を受け付け、21日に発売する。価格は4万5800円から(Cellularモデルは5万6800円から)。

 発表がうわさされていた新iPad Proや、ワイヤレス充電マット「AirPower」の発売日などについてはイベント内で言及されなかった。Appleオンラインストアからは「iPhone SE」が消え、Twitterでは“小型iPhone難民”の姿が散見された。

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