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Verizon傘下のメディア企業Oath、CEO交代へ

» 2018年09月13日 11時00分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米通信大手のVerizonは9月12日(現地時間)、傘下のメディア企業OathのCEO交代を発表した。

 10月1日付で、現在のティム・アームストロングCEO(47)に代わり、K・グル・ゴーラッパンCOO(最高執行責任者)兼社長がCEOに就任する。

 tim 1 ティム・アームストロングCEO
 tim 2 K・グル・ゴーラッパンCOO

 アームストロング氏は年末までOathにとどまり、引き継ぎをサポートする。同氏は米Googleの広告販売担当副社長を務めた後、Oathの前身である米Time Warner傘下(当時)のAOLに2009年に新会長兼CEOとして迎えられた。Verizonによる2015年のAOL買収後もCEOにとどまり、2017年にVerizonが米Yahoo!の主要事業を買収した際、AOLとYahoo!の事業を統合し、Oathを立ち上げてCEOに就任した。アームストロング氏の退社後の予定はまだ不明だ。

 ゴーラッパン氏は米Yahoo!、米Zynga、中国Alibabaなどで幹部を歴任した後、今年4月にOathのCOO兼社長に就任した。

 Oathの親会社であるVerizonでは8月にCEOが交代した。新CEOのハンス・ベストべリ氏は就任後のCNBCのインタビューで、「OathはVerizonにとって重要な一部だ。売却する計画はない」と語っていた。

 米Wall Street Journalによると、アームストロング氏はOathのスピンオフを望んでいたという。

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