Appleが発表した新型iPhone「iPhone XS」は、技術仕様「iPhone XS」と「iPhone X」で比較した場合、サイズは、高さ143.6mm、幅70.9mm、厚さ7.7mmと同じで、重量だけ3g増えただけなので、そのままiPhone X用ケースが使えるように見える。
しかし、Appleは、Apple純正の「iPhone XSシリコーンケース」と「iPhone XSレザーケース」の製品情報に、互換性としてiPhone Xを追加していない。
iPhone XSは、iPhone Xと比較して、背面の広角カメラセンサーが少し大きくなったことにより、背面カメラ全体の大きさが変わっている。
iPhone Xの場合、長さ24.13mm、幅11.26mmだったのが、長さ25.50mm、幅11.27mmに変わり、長さが1.37mm延びていることが確認できた。
iPhone XSレザーケースに旧iPhone Xを装着してみると、背面カメラ穴の下側と内側に隙間が出来る事が確認できる。
つまり、この隙間分、iPhone XSのカメラ全体が大きくなっていることが分かる。
Apple、iPhone 8/8 Plus/Xのケース設計情報を含んだアクセサリーガイドライン「Accessory Design Guidelines for Apple Devices R4」では、背面カメラ穴用に長さ24.73mm以上開けるよう指示書きされているが、これだと穴が小さ過ぎて当たってしまう。
Apple純正iPhone Xレザーケースは、開口部の長さが25.39mmなので無理矢理はめて装着できるレベルだった。
iPhone XSレザーケースの背面カメラ用穴は、長さ25.68mm、幅12.15mmで、iPhone Xレザーケースよりも長さ0.29mm大きくなっていた。
iPhone XSとiPhone Xの両方兼用できるケースにするためには、背面カメラの開口部をかなり大きくしないと無理そうだ。
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