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» 2018年10月25日 12時36分 公開

「バブル絶頂味」「オイルショック混迷味」 AIが“時代のムード”をチョコレートに NECが開発

NECが、AI技術を活用し、オイルショックの混迷期やバブル絶頂期など時代のムードをチョコレートの味わいで再現した「あの頃は CHOCOLATE」を開発した。

[ITmedia]

 NECは10月25日、AI(人工知能)技術を活用し、社会を反映する新聞記事からその時代のムードをチョコレートの味わいで再現した「あの頃は CHOCOLATE」を開発したと発表した。同日からダンデライオン・チョコレート・ジャパンのオンラインストアで購入予約を受け付ける。1620円(税込)から。

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 NECのデータサイエンティストが、新聞一面記事のテキストデータから、頻出単語(約600語)に対し、チョコレートの7つの味覚指標(甘味、苦味、酸味、ナッツ感、フローラル、フルーティ、スパイシー)を結び付けたデータを作成し、AIに学習させた。

 その上で約60年分の新聞記事(1960年1月〜2018年8月の朝刊一面記事、17万件)に載っている単語約13万8000語の味をAIが推定した。推定された全単語の味を使い、年ごとの記事を分析し、その年のムードを表す味覚指標のレーダーチャートを作成。60個のレーダーチャートから印象的な5つの年を選んで、チョコレートのレシピを作ったという。

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 ラインアップは「1969 人類初の月面着陸味」「1974 オイルショックの混迷味」「1987 魅惑のバブル絶頂味」「1991 絶望のバブル崩壊味」「2017 イノベーションの夜明け味」を用意する。

 例えば、1987 魅惑のバブル絶頂味は「甘さと華やかさを兼ね備えたホンジュラス産カカオ70%を使い、まろやかな桃のような甘さに、ジャスミンの香りが広がり、ひとときの栄華が口のなかで耽美にただよう一品に仕上がった」(同社)。1991 絶望のバブル崩壊味は「砂糖不使用、コスタリカ産カカオ100%。強い苦味にカカオ本来の酸味が立ち上がり、後味にはチリのようなスパイス感が残る。天国から地獄へと突き落とされた日本の空気を、どうぞお召し上がりください」という。

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 単品は1620円、5種が入った「あの頃は CHOCOLATE アソートボックス」は3240円。オンラインショップの他、ダンデライオン・チョコレートの店舗(ファクトリー&カフェ蔵前、京都東山一念坂店)でも取り扱う。商品の引き渡し期間は12月21日〜19年2月14日。

 NECは開発に用いた技術のデモンストレーションを、同社のイベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2018」(11月8〜9日、東京国際フォーラム)で行う。

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