秒30コマは電子シャッターのみで、プリ連写も可能。
プリ連写はシャッターを半押ししている間の最後の20枚を記録してくれるもので、上記の飛ぶ猿もそれで撮影したものだ。飛んだ!と思ってからシャッターを切っても間に合うから。
シャッタースピードは電子シャッター時は最高1/32000秒。メカシャッター時は最高1/8000秒。
メカシャッター時は「スポーツファインダー」モードにすると、1.25xクロップで撮影できる。
電子シャッター時はローリングシャッター歪みが気になるところだが、X-T2に比べると改善された。センサーの読み出し速度が速くなったからだろう。
差は少しだし、歪みが出ることに変わりはないのだけれどもいくらか使いやすくなった。
センサー周りでもう一つ違うのはISO感度。
X-T2はISO200が基準感度だったが、X-T3はISO160となった。
高感度側はX-T2と同じ。標準感度でISO12800、拡張感度でISO51200まで上げられる。
で、春に出たフラッグシップ機X-H1で初搭載されたからもしかしてX-T3でも……とボディ内手ブレ補正に期待した人もいるかもしれないが、残念ながらなし。このボディサイズを維持したままボディ内手ブレ補正を入れるのは難しいと聞いていたので驚かないが、将来は入ってくれるといいなあと思う。
電子シャッター時の歪みが少し軽減されたことで電子シャッターも使いやすくなったし、今回電子先幕シャッターも搭載された。通常のメカシャッターより電子先幕シャッターの方が少し、電子シャッターはカメラ内でのメカ的な振動がゼロなのでさらに手ブレしづらいのでうまく使うといい。
シャッター方式の設定項目は増えちゃったけど。
どのシャッター方式を選ぶかとドライブモードが密接に関わっているのですぐ変更できるよう分かりやすいボタンに割り当てておくといい。
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