使い勝手は基本的にX-T2と同じだ。
撮影モードダイヤルはなく、ISO感度、シャッタースピード、露出補正それぞれの専用ダイヤルが並んでいる。絞りはレンズ上のリングを使うのが基本。ISO感度とシャッタースピードと絞りのすべて「A」にするとプログラムオート。で、シャッタースピードをコントロールしたいとダイヤルを回すと、シャッタースピード優先になるし、ISO感度を指定してISO感度優先オートみたいにも使える。その辺をとっさになおかつ柔軟に対処できるのが良いのだ。
一度慣れるといったん撮影モードを変更して、というのが面倒になる。
続いて正面と背面から。
進化したのはモニターがタッチパネルに対応したこと。
ただ、これがちょっとクセモノ。
X-E3など十字キーを持たない機種で便利な「タッチFn」……画面上で上下左右各方向にフリックすると作動する機能なのだが、これ、タッチAFしたつもりが指が動いってタッチFnとして解釈されることがあり、オフにした方がストレスは溜まらないかも。
もう一つ、ファインダーを覗いているときモニターをタッチパッドとして使える、通称「タッチパッドAF」にも対応しているのだが、鼻が画面に触れていると指に反応しないのである。鼻で誤操作しないよう画面右側だけ使うという設定にしてもダメで、他社のカメラにはこの問題が起きないものもあり、ちょっと残念だ。
さて背面モニターは富士フイルム独自の3方向チルト式。
通常の上下チルトに加え、横方向にもチルトする。扉が開く感じ。
これは素晴らしい。
画質に関してはもういつものXシリーズであって、解像感と色は素晴らしい。AWBにはちょっとクセがあるかな。
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