高度なデータ分析力が求められる職業なだけに、やはり数学が得意で論理的思考を武器としている人が向いているのだろうか。
堅田社長は、「数学や統計学自体が大事なわけではない」と前置きし、「知的好奇心がある人は向いていると思う」と話す。AI関連の技術は進化のスピードが目覚ましく、日々技術や情報のアップデートをしないといけないだけでなく、実務も試行錯誤の繰り返しでなかなか正解にたどり着けないこともある。
「もちろん数学が好きなのが一番良いが、気になる所は自分で調べて解決するというサイクルを回さないといけないので、受け身の人はつらい。趣味があるような人は向いていると思う」(堅田社長)
AIやIoTを活用する機運が高まり、ますます需要が高まるデータサイエンティスト。しかし、求められるスキルは広範囲にわたり、実際に企業で活躍するには一朝一夕ではいかないようだ。次回も堅田さんに、企業の課題を解決する上でのデータ分析の重要性や、生き残るデータサイエンティストの条件などを聞いていく。
(後編は明日公開)
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