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40代で億り人になった普通の会社員が米国株を勧めるワケ たぱぞうさん個人投資家列伝(1)(2/2 ページ)

» 2018年11月12日 11時45分 公開
[斎藤健二ITmedia]
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なぜ米国株への投資がいいのか?

 そんなたぱぞうさんに、お勧めの投資法を聞いてみた。

 「米国株ETFが一番いいです。VTIかS&P500のIVV、VOOですね。またはそれに準拠した投資信託ですね」

 IVVとVOOは、S&P500という米国の代表的な株価指数に連動するETFだ。大型株500銘柄で構成され、機関投資家が運用実績を見るときのベンチマークとしても使われている。米国の大投資家、ウォーレン・バフェットが自分が亡くなったら資産の90%をS&P500に投資せよ、と言ったことでも有名だ。

 「国自体の経済規模が成長していて、それに相関して株式指数が伸びている国は米国しかないんです。新興国のインドネシアやフィリピン、マレーシアは人口が伸び続けて経済規模も拡大すると思われています。GDPの伸びも顕著ですよ。ただ株式指数が連動しているかというと必ずしもそうでもないんです。米国というのはすごい。株式指数を伸ばす政策をしています。ニューヨーク証券取引所とナスダック証券取引所は上場基準が厳しいので、日本のように企業にダラダラ上場を続けさせません。即座にOTC(店頭)市場に移されるんです。そうやっていれば指数は上がりますよね。日本も厳しい基準を作って退場させれば、指数が上がるのではないでしょうか」

 

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