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不動産投資の、金利を下げる3つの方法束田光陽の不動産投資の教室(1/2 ページ)

» 2019年04月04日 13時40分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 資産運用の王道といえば不動産です。不動産投資の最大の特徴は、融資を使って利益を増幅させられることでした。しかし融資では金利が違うと支払額が大きく変わってきます。この金利、どうやって決まるのでしょう? 

 「お金の教養」を身につけることを目指した総合マネースクール、ファイナンシャルアカデミーで不動産授業を担当する束田光陽先生に、不動産投資への融資に関わる金利について聞きました。聞き手は編集部サイトウ。

銀行によって違う金利

サイトウ: 不動産投資では、できるだけ融資を長く取ることがポイントだというお話でした。融資には、期間のほかに金利もあります。金利の高い、低いが気になってしまうのですが、どう考えたらいいのでしょう?

 次に金利ですが、金利は下げることができます。金利を下げるにはパターンが3つあって、まずてっとり早いのが銀行を選ぶことです。銀行は学歴と同じようにヒエラルキーがあって、一番上が東大京大一橋クラス、次に早慶上智クラスとなるのと同じように、銀行の世界でもトップにくるのが政府系金融です。公庫とかですね。

 次にくるのがメガバンク、次にくるのが地銀、次が信金、信組となります。その下にくるのがサラリーマン銀行、スルガ銀行などです。さらに下にくるのがノンバンク、信販会社です。下にいくほど金利が高くなります。スルガだと3.5〜4.5%くらい。信金、信組だと2〜3%、地銀だと2%、メガバンクだと1%とか。

 上位の銀行を使うことができれば金利は低くなるし、下位の銀行を使えば金利が上がります。いかに上位の銀行にチャレンジするかです。

 2つ目は固定金利と変動金利のどちらを使うか。一般的には変動のほうが低めで、固定のほうがちょっと高いです。ただ変動にはリスクがあるので、どちらを選ぶかは難しいところですね。

 最後に、3つ目が保証人の設定です。連帯保証人を付けたほうが金利は下がります。例えば私が最近融資を申し込んだとききは、保証人を付けてくれれば0.775%ですよ、なければ1.275%ですよと。保証人に0.5%の価値があるわけです。

 だいたいこの3要素で決まるわけです。

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