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» 2019年04月23日 08時00分 公開

「JKより上手い」「お役所感がない」首相官邸インスタが話題 “中の人”の正体に迫る(3/3 ページ)

[片渕陽平,ITmedia]
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「すごくユルく運用したいわけではない」

photo 新元号発表のライブ中継では、開始時刻を知らせる「カウントダウン」機能を試した=首相官邸のInstagramアカウントより

 こうした中の人の努力が実を結びつつある。3月29日時点で約5万4000人だったフォロワー数は、新元号の発表会見をライブ中継したこともあり、約13万人に倍増(4月1日時点)。そこで、ライブ映像だけでなく過去の投稿も視聴したユーザーが「女子高生より使い慣れている」などと拡散。13日、桜を見る会の動画を投稿して人気に拍車が掛かり、22日現在、約16万4000人まで増えた。

 「いままで積み上げてきたものが、新元号の発表のタイミングでピックアップされ、視聴されるという流れを生み出せた」(Oさん)

 フォロワーの半数以上は女性。Oさんは「内閣広報室が運営している他のSNSアカウントと比べると女性の割合が高いです」と胸を張る。「『中の人は女子高生?』という声が上がるということは、Instagramの文脈になじんで、興味深い投稿として受け止められているということだと考えていますし、うまくいってよかったと思っています」

 Tさんは「今年は、ラグビーワールドカップ日本大会、G20サミットなど日本国内でイベントがめじろ押しなので、多くの人に見てもらえるよう工夫したいです」と意気込む。その工夫の1つが、Instagramの新機能の活用だ。新元号発表のライブ中継では、開始時刻を知らせる「カウントダウン」機能を試した。

 「行政のアカウントなので、ユーザーの反応に個別に返答できず、直接コミュニケーションを取ることは難しいです。その分、関心を持ってもらえるように、なるべく新機能は試したいです」

 Tさんは「決してすごくユルく運用したいわけではありません」と強調する。Instagramのストーリーズで投稿できる動画は15秒程度と制限があり、写真の投稿でも堅苦しい長文のコメントを掲載してしまうと「Instagramの雰囲気にそぐわない」。ストーリーズなどに掲載する情報量は極力減らし、詳しい内容を見たいユーザーは、首相官邸の公式サイトなどに誘導する。Tさんは「あくまで政治に関心を持ってもらう一歩になればと思っています」と話している。

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