米Facebook傘下のInstagramが、反ワクチン情報の表示を阻止する対策を米メディア向けに説明した。米The Vergeなどが5月9日(現地時間)に報じた。
同日から、ワクチンに関する誤った情報に関連するハッシュタグ(#)のブロックを開始する。
ワクチンに関する誤った情報とは、WHO(世界保健機関)や米疾病対策予防センターなどの公的機関が誤報と認定した情報だとInstagramは説明した。
同社は誤報として削除した投稿をチェックし、どのハッシュタグが関連しているか機械学習を使って確認する。そのハッシュタグが誤報と高い関連性があると判断した場合、ブロックする。
また、ワクチン関連情報を検索するユーザーに対し、信頼できる情報を紹介するポップアップメッセージを表示する計画も発表した。
アンチワクチン対策はまだ始めたばかりで、しばらくはInstagram上でアンチワクチン情報が表示されてしまうとInstagramは語った。
同社はまた、投稿を削除されたユーザーが削除に対して抗議するツールを構築中だとも発表した。このツールは現在、一部のユーザー向けにテスト中だ。
Instagramの親会社であるFacebookは2月、はしか流行の原因の1つはFacebook上の反ワクチン情報の拡散だという指摘を受け、対策を約束し、3月にInstagramを含む自社サービスでの対策を発表している。
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