米Googleが中国Huaweiとの取り引きを停止したと伝えられ、HuaweiのAndroidスマートフォンへの影響が懸念されている問題で、日本法人のファーウェイ・ジャパンは5月23日、「発売済み・発売予定のスマートフォンやタブレットについて、使用やセキュリティアップデート、アフターサービスなどが影響を受けることはない。安心して購入・使用してほしい」との声明を出した。
声明は「Google社のアナウンスに関するファーウェイ・ジャパンからのメッセージ」というタイトルで、全文は以下の通り。
AndroidはスマートフォンのOSとして常にオープンソースであり、当社は重要なグローバルパートナーとして、Androidの発展と成長に非常に重要な貢献をしてまいりました。当社はユーザーや業界にとって有益なAndroidエコシステムを引き続き発展させて参ります。
Huawei、Honorブランドについて世界で販売済み及び販売している、また日本で今回発表したスマートフォン、タブレットにおいて、その使用、今後のセキュリティアップデート、アフターサービスなどが影響を受けることはありません。安心して、ご購入、ご使用ください。
当社はユーザーの皆様に、より優れたサービスを提供できるよう、今後も安全で、持続的発展が可能なソフトウェアエコシステムの構築に力を注いで参ります。
Huaweiをめぐっては、米政府が米企業による部品の輸出を事実上禁止。これを受け、GoogleはHuaweiとの取り引きを停止し、Huaweiが今後発売する新規端末で、Androidの更新ができなくなるほか、Google PlayやGmailなどGoogleのサービスが利用できなくなると報じられた。
報道を受けGoogleは、「われわれは米政府の命令を順守し、影響を検討している。既存のHuawei端末については、Google Play、Google Play Protectによるセキュリティ保護システムは引き続き機能する」とのコメントを出し、既存端末へのGoogle Playなどの提供は維持する方針を示していたが、新端末には触れていなかった。
ファーウェイ・ジャパンは21日に新端末発表会を開催したばかりだが、KDDIとソフトバンクはHuawei製スマホ新端末の発売を延期。NTTドコモも予約受付を停止している(関連記事)。
米Intel、Qualcomm、Xilinx、Broadcom、英Armも、Huaweiへの製品供給の停止を決めたと報じられている。
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