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» 2019年05月28日 16時15分 公開

IIJ、オンプレミス環境とGCPの閉域接続サービス開始 AWSとAzureには対応済み

IIJが、ユーザー企業のオンプレミス環境と「Google Cloud Platform」閉域網で接続するサービスを始めた。物理環境とGCPを低遅延かつセキュアに接続することで、顧客の安全なクラウド活用を支援する。AzureとAWSとの閉域網接続は既に提供済みで、セキュアなマルチクラウド環境を提供する体制が整った。

[濱口翔太郎,ITmedia]

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月28日、ユーザー企業のオンプレミス環境と米Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform」(GCP)を閉域網で接続するサービス「IIJ クラウドエクスチェンジサービス for GCP Partner Interconnect」をスタートした。

 IIJが展開するクラウドネットワーク「IIJプライベートバックボーンサービス」(PBB)のユーザー企業向けに提供する。同ネットワークを介し、物理環境とGCPを低遅延かつセキュアに接続することで、顧客の安全なクラウド活用を支援する。

photo IIJの新サービスの特徴

 GoogleとIIJはともに、東京と大阪にデータセンターを所有している。今回の連携に伴い、両リージョンに2社間をつなぐ通信系統を2つずつ配備し、相互接続点を冗長化。DR(災害復旧)対策性能を担保している。

 帯域確保型の固定料金制で提供する。料金は個別見積もりだが、100Mbpsの帯域を利用した場合の月額料金は17万7000円程度を見込む。

photo 相互接続点を冗長化

セキュアなマルチクラウド構築を支援

 IIJは、IIJ PBBユーザーの閉域網によるクラウド活用を推進しており、米Amazon.comの「Amazon Web Services」、米Microsoftの「Microsoft Azure」「Microsoft 365」との閉域接続は既に提供済み。

 今回のGCP対応により、IIJ PBBをハブとして、大手3社のクラウドサービスを閉域網でつないだマルチクラウド環境を構築できる体制が整った。

 IIJの小野原雄平氏(ネットワーククラウド本部 ネットワークサービス課長)は 「ユーザー企業はIIJのPBBサービスに接続するだけで、(閉域網により)低遅延で切れない環境下でマルチクラウド構成を組めるようになる」と強調。

 同じく四倉章平氏(システムクラウド本部 サービス統括部 アライアンス担当部長)も「マネージドサービスとして提供するため、異なるクラウドをつないだ際に、ルーティングなど細かな仕様の違いが影響して(通信が)切れたり止まったりするケースを防げる」と自信を見せた。

photo IIJの四倉章平氏(=左)、小野原雄平氏(=右)

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