米Amazon.comは6月5日(現地時間)、米ネバダ州ラスベガスで開催中のAIやロボティクスがテーマのイベント「re:MARS」で、公式モバイルアプリの新機能「StyleSnap」を発表した。アプリのカメラで気に入った服の写真を撮影し、StyleSnapボタンをタップすると、Amazonで販売されている似た服の候補が表示され、そこから選んで購入できる機能だ。ファッション用語が苦手でも、表現が難しくても、画像1つで欲しいものを探せる。
機能追加のタイミングは発表されていない。追加されたら、公式アプリの検索枠右端にあるカメラアイコンをタップ(下左端の画像)すると表示されるカメラのファインダー画面の下に「StyleSnap」が表示され(下左から2番目の画像)、これをタップして雑誌などで見つけた欲しい服の写真などを撮影すると、類似する洋服が表示される。
StyleSnapはコンピュータビジョンとディープラーニングを使うことで写真から服を検出する。さらに、「Residual Network(残差ネットワーク)」というニューラルネットワークを使うことで、ワンピースなのかパンツなのかというレイヤーのさらに先の、どんなスタイルのワンピースなのかまで解析できるとしている。
米Facebook傘下のInstagramには写真のアイテムをその場で購入する機能があるが、StyleSnapではそれに近い服を予算に合わせて選び、Amazonで購入できる。
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