米小売り最大手のWalmartは6月7日(現地時間)、オンラインで受注した食料品を顧客の留守宅の冷蔵庫に配達人が直接届けるサービス「InHome Delivery」を、今秋一部地域(ピッツバーグ、カンザスシティ、ベロビーチ)で開始すると発表した。約100万人の顧客が利用できるようになる見込み。
同社は2017年9月にシリコンバレーでこのサービスをテストし、一旦終了している。InHomeはこれを踏まえた公式サービスだ。
顧客がスマートフォンアプリで食料品を発注する際、InHome Delieryを指定すると、留守にしていてもWalmartの従業員がスマートエントリー技術を使って家の中に入り、注文品を家の中に届ける。冷蔵が必要なものは冷蔵庫に入れる。
サービスにスマートエントリー技術が含まれているのか、既存のスマートホームで利用できるのかは不明だが、配達人がカメラを装着して配達の様子をストリーミングするので、配達をチェックするために新たに監視カメラを設置する必要はないとしている。
留守宅の中まで荷物を届けるサービスは、米Amazon.comも2017年から一部地域で「Amazon Key」の一環として提供している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR