2019年は、世界のデジタル広告費が広告費シェアの41.8%を占め、テレビ広告を引き離す――電通の海外本社、電通イージス・ネットワークは6月13日、そんな予測を発表した。媒体別のシェアはテレビが33.6%、新聞が7.1%、雑誌が4.5%、ラジオが1.1%になるという。
世界の総広告費に占めるデジタル広告費のシェアは、18年実績で39.0%になり、テレビ広告費(34.9%)を初めて上回った。オンライン動画広告とソーシャルメディア広告の伸長により、デジタル広告費の成長率は18年実績で14.9%、19年は11.5%、20年には11.0%と、二桁成長が続くとみている。
一方、テレビ広告のシェアは、19年が33.6%、20年が32.4%と微減が続き、デジタル広告との差が開いていく見通し。成長率は18年実績が−0.2%、19年が−0.1%と厳しい状況が続くが、20年には0.6%に回復すると予測している。
広告費全体の成長率は、デジタル広告の好調がけん引し、19年は3.6%、20年は4.1%と安定的な成長が続くとしている。
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