6月24日の東京株式市場で、コロプラ(東証1部)の株価が急落。午前10時3分に前営業日比65円安(−9.2%)となる639円を付けた。午前の取引を終えた時点での株価は50円安(−7.1%)の654円で、値下がり率は全市場で11位。
コロプラは21日に、社員2人が取引先に対し、自社のゲームアプリ「最果てのバベル」内でアイテムを購入するよう不適切な依頼をしていたと発表。これを嫌気した売りが相次いだとみられる。
取引先による“課金”は、コロプラが850万円を負担する形で13日に行われたという。同タイトルは12日にサービス開始したばかりで、「Google Play」などのセールスランキングを操作して上位に引き上げる目的があったとしている。
現時点では、過去における同様の取引は確認されていないという。今後は第三者を含む調査委員会を立ち上げる予定だ。
この発表を受け、ネット上では「ありえない」と批判する声や、「同様のケースは他にもあるのでは」と勘繰る声が相次いだ。
コロプラは3日、スクウェア・エニックスと共同開発している「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作「ドラゴンクエストウォーク」を発表。市場の期待を集め、株価は一時900円台にまで上昇していたが、今回の騒動で発表前の水準に戻った。
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