立ちどまるよふりむくよ
初代ウォークマンをウォークマン40周年展に持ち込んだら #mywalkman(1/2 ページ)
ソニーが7月1日に始めたイベント「#009 WALKMAN IN THE PARK」に行ってきた。1979年7月1日に初代ウォークマン「TPS-L2」が発売されてちょうど40周年ということで、現在はデジタルオーディオプレーヤーとして続いているウォークマンの歴史を振り返る展示会である。銀座の旧ソニービル跡地にできた銀座ソニーパークで9月1日まで開催されている。
ぼくの目的はただ1つ。初代ウォークマンの完動品を聴くことだ。
この連載で昨年末に取り上げた、初代ウォークマンをゲットした顛末記。これの続きである。
昨年末にTPS-L2を1万8000円にてメルカリで購入。ただ、この初代ウォークマンはモーターが動かず、修理に出しても直らない。カセットテープ形状のMP3プレーヤーを入れることにより、磁気ヘッド経由でウォークマンのイヤフォンジャックから音が出るところまではできた。
実はこの後に、Bluetoothに対応したカセットテープオーディオプレーヤーをゲットし、それによって「サブスク対応初代ウォークマン」となるはずなのだが、技適未取得のようで、残念ながら夢の中でしか再生することができない。
初代ウォークマンは発売直後、大学2年生の夏に手に入れた。その後どういう経緯だか、我が家からは消え、中古品を再び手にしたものの、動作不良のためカセットテープからサウンドを再生することはできない。真の初代ウォークマンのサウンドは30数年、聴いていないのだ。
その「音」を聴けるのが、このイベントである。
初代ウォークマンを試聴できる場所は2つあった。どちらのTPS-L2も新品のような超美品。背面にちょっとだけ引っかき傷があるくらい。ボリュームを上下してもガリノイズが出ない、完全に調整された状態だった。
HOT LINEボタンもちゃんと使える。HOT LINEボタンは、TPS-L2の内蔵マイクで拾ったサウンドを、カセットからのサウンドとミックスすることで外部の音を一時的に聴こえるようにする仕組み。クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル「プラウド・メアリー」のボリュームがダウンし、周囲の喧騒が聴こえてくる。このミックステープはギターウルフのリーダー、セイジによるもの。
環境音と音楽をミックスするという発想は、今のXperia Ear Duoにも生かされているのだが、HOT LINEボタン自体は後継機に取り入れられることはなかった。
初代ウォークマン試聴機の1つは、ヘッドフォンが2つつながっていた。そう。初代機にはヘッドフォンジャックが2つ備わっていて、アベックが仲睦まじく一緒の音楽を聴くことが可能だったのである。妻と出会う前だったので、この機能は一度も使うことがなかった。
イベント初日、入り口のところで古いウォークマンを手にしたおじさん(といっても当然自分より若いんだけど)が受付の人と何やら話している。ああ、そういうのもありなのか。じゃあ、自分もこの初代ウォークマンを手に行ってくるか。
そして2日目。自分のミックステープを仕込んで展示会に向かった。
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過去を振り返りまくる連載。音楽、映像、コンピュータ、テクノロジーをタイムトラベルしながら新たな発見をしていく。
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