Google Cloud パートナー & インダストリープラットフォーム部門 プレジデントのタリク・シャウカット氏に紹介されて登壇したのはメルペイ取締役 CTO(最高技術責任者)の曾川景介氏。メルペイ事業を紹介した後、メルペイ事業立ち上げ時の技術的チャレンジについて身振り手振りを交えて力説した。次の3つのチャレンジがあったという。
(1)17年11月の創業から15カ月という短期間でのサービスの立ち上げ
(2)将来のスケール化を見越して、大胆にマイクロサービス化を実行
(3)金融サービス事業であるがゆえの高い安全性
これら3つのチャレンジを実現するためには「スケーラビリティ、アベイラビリティ、デュラビリティに優れたマネージドなサービスの導入が不可欠だった」という。そこで採用したのが、GCPが持つ15以上のマネージドサービスだ。
「マイクロサービスのコア部分には、Kubernetes Engineで全体の管理運用を実施、メインデータベースには、Cloud Spannerを利用。Kubernetesの運用は通常多大なコストやリソースの負担が生じるが、Kubernetes Engineの採用で、創造的な仕事に注力ができる環境を手に入れた」と誇る。
さらに、「大規模キャンページ実施時にも特別な設定を施すことなく、安定的にサービス提供が可能だった。GCPのスケーラビリティのたまものだ」とGCPを持ち上げた。
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