中国Huaweiが8月9日から広東省東莞で開催の開発者会議で独自OS「HongMeng(鴻蒙) OS」を発表し、年内に同OS搭載の廉価版スマートフォンを発売すると、中国官営メディアのGlobal Timesが8月4日(現地時間)、情報筋の話として報じた。
情報筋によると、HongMeng OS搭載端末は価格は約2000元(約3万円)で、第4四半期に「Mate 30」シリーズと同時に発表されるという。HuaweiはAndroidアプリとの互換性をテスト中で、データ暗号化機能も備えると情報筋は語った。
9日の開発者会議では、同OS搭載の最初の端末としてスマートテレビが披露されるとみられている。
Huaweiのリャン・ファ会長は7月の業績発表で、HongMeng OSの存在を認め、主にIoTおよび産業用のOSだが、米GoogleがAndroid OSの提供を停止したら、長期戦略の一環としてこのオリジナルOSを採用する可能性があることをほのめかした。
米商務省が5月、Huaweiとその関連企業に対する米企業による製品およびサービスの提供を規制すると発表し、GoogleはHuaweiとの取り引きを一時停止したと米Reutersが報じている。
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