米Googleは8月5日(現地時間)、自社製ハードウェアの持続可能性の取り組みについて公式ブログで発表した。Googleストアからのハードウェア出荷の100%を2020年までにカーボンニュートラルにし、オリジナルハードウェア「Made by Google」製品の100%にリサイクル素材を採用するとしている。
「ハードウェア出荷の100%をカーボンニュートラル(二酸化炭素の増加に影響を与えないようにすること)にする」の具体的な方法は明記していないが、米The Fast Companyのインタビューで、ハードウェアデザインチーム責任者のアイビー・ロス氏は、製品輸送方法を航空便から貨物便に切り替えるだけで排出量を40%削減できると語った。
リサイクル素材採用についても、何%採用するかなどの詳細は不明だ。ロス氏はインタビューで、「Google Home Mini」などで使っている布をペットボトルから再生した繊維に切り替えていると語った。
ハードウェア製品のリサイクルについては米Appleが4月、実績を発表した。11種の製品で採用する錫(すず)は100%リサイクルされたもので、リサイクルプログムを通じて2018年に780万台以上の製品を整備済み製品として再生したとしている。
米Amazonは2月、商品出荷での「ゼロカーボン」(二酸化炭素の排出を実質ゼロに近づけること)の目標を掲げ、2030年までに50%達成すると発表した。
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