小田急電鉄と小田急不動産は8月8日、新宿駅周辺で傘のシェアリングサービスの試験運用を始めると発表した。14日から、小田急線新宿駅(西口・南口)の他、「新宿ミロード」「Flags」といった小田急系列のショッピングモールなど10カ所に傘立てを設置する。ユーザーは好きな場所で傘を借りたり返したりできる。
ビニール傘の使い捨てを削減し、街の美観を守る狙い。予期せぬ雨が降った際に、人々が傘を買う手間と金銭的負担を解消する目的もある。
ベンチャー企業のNature Innovation Group(東京都渋谷区)が運営する傘のシェアリングサービス「アイカサ」を利用する。ユーザーは「LINE」でアイカサ公式アカウントと友だちになり、傘立てのバーコードを読み込んだ後、暗証番号を入力することで傘を借りられる。返却の際も、傘立てに設置された返却用バーコードを読むと処理が完了する。
傘立ての設置場所は、LINEのトークルーム内の機能を使って検索できる。傘を借りた場所と返す場所が同じである必要はない。
料金体系は1日当たり70円。利用額の上限は420円で、6日目以降はどれだけ傘を使い続けても金額は増えない。決済方法は、クレジットカードとモバイル決済サービス「LINE Pay」から選べる。
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