米Microsoftは8月28日(現地時間)、独自ファイルシステム「exFAT」をLinuxカーネルでも利用できるよう公式にサポートしたと発表した。
Linux Foundationの理事も務めるMicrosoftのエンジニア、ジョン・ゴズマン氏は「Microsoft ♥ Linux」で始まる公式ブログで、「Linuxコミュニティが、Linuxカーネルに含まれるexFATを自信を持って利用できることが重要だ。そのために、exFATの技術仕様を公開し、相互運用可能な実装の開発を促進する」と語った。
また、Open Inventor NetworkのLinux System Definitionの将来の改訂版でexFATをサポートするLinuxカーネルを最終的に含めることをサポートしていく。
exFATは、Microsoftが2006年にFAT32の後継として作成したファイルシステム。大容量のSDカードなどで利用されており、米AppleのOSやほとんどのAndroid端末がサポートしている。
Linux向けドライバもあるが、公式にサポートされることで、Raspberry PiなどでもexFATファイルを利用できるようになる見込み。
詳細はMicrosoftの技術仕様を参照のこと。
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