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1億画素の衝撃! 富士フイルム「GFX100」を試す荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)

» 2019年08月30日 22時02分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 ええ、その通りです。バストアップで人を撮ると、めちゃヤバいです。1億画素で撮ってごめんなさいって感じです。

 で、なにげなく「スムーススキンエフェクト」機能がついた。文字通り、肌だけを滑らかにする機能。オフ・弱・強から選べる。

 オフと強で撮り比べて等倍表示したのがこちら。

 左上のサムネイルを見ると分かるけど、この構図で撮って、ここまで撮れてる。目の中にあれこれ写ってるのまで分かる。

スムーススキンエフェクト(SSE)のオフと強で

 というわけで、今回の人物作例は「スムーススキンエフェクト強」で撮ってます。ご了承を。プロのモデルさんじゃないので、その辺は気を使いました。レンズは110mm(87mm相当)のF2.0というポートレートに向いた中望遠。F2.0の開放で撮影。

瞳AFで手前の瞳にピントを合わせて撮影。肌色もすごくいい感じ。個人的に富士フイルムの肌色は好きです。24.7MB(110mm 1/500秒 F2 +1/3 ISO200)

 デカいセンサーなので35mmフルサイズセンサーより被写界深度が浅くてフォーカスはシビア。当然、瞳AFは持っている。

 でもピントを浅くして撮りたいときは油断しないこと。ちゃんと手前の目を見つけてくれてることを確認、髪がかぶったりして手前の目を見つけてくれないときはMFかAF枠を最小にしてピンポイントで合わせたい。

瞳AFが働いているの図。ただ瞳が髪で少し隠れるなどちょっとしたことで手前の瞳を見失うことがあったのは残念

 ちなみにモニターはチルト式だけど、縦位置ローアングルにも対応するX-T2以来の縦横チルト方式。もちろんタッチパネル搭載。

縦位置撮影時はモニターを上にちょっとだけチルトさせることでローアングルにも対応してくれる

 これはモニターをチルトさせてローアングルで撮った猫。110mm F2.0……猫の目にピシッと合わせるの苦労したので。猫の瞳ってちょっと奥まってるのでけっこう大変なのである。

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