ソニーは、ドイツ・ベルリンで9月6日(現地時間)に開幕するエレクトロニクスショー「IFA2019」の会場で、1979年に発売した初代ウォークマン「TPS-L2」の外観を再現したウォークマン40周年記念モデル「NW-A100TPS」を披露した。中身はAndroidを搭載した最新型だが、付属のソフトケースを装着するとTPS-L2にそっくりになる。
画面にカセットテープが回る動画を映し出す機能を備えた。ソフトケースを装着すると、透明な窓から画面の一部が露出し、初代ウォークマンでカセットテープを再生しているように見える仕掛け。
動画は再生中の音源によって変化する。例えばテープのインデックス(ラベル部分)には音源の曲名やアーティスト名が表示され、早送りや早戻しボタンを押すとテープはそれぞれの回転方向で高速に回る。さらに音源がCD音質以下なら、動画のカセットはノーマルポジション、CD相当ならハイポジション、ハイレゾ音源ではメタルポジションと音質によってテープが変わるという。
音源 | 表示されるカセットテープ |
---|---|
MP3/AAC/WMA(128kbps以下) | CHF ノーマルポジション |
MP3/AAC/WMA(160kbps以下) | BHF ノーマルポジション |
MP3/AAC/WMA(256kbps以下) | AHF ノーマルポジション |
MP3/AAC/WMA(320kbps以下) | JHF ハイポジ |
FLAC/ALAC APE/MQA(CD相当) | UCX ハイポジ |
AIFF(CD相当) | UCX-S ハイポジ |
PCM(CD相当) | DUAD フェリクローム |
FLAC/MQA/ALAC PCM/AIFF/APE(ハイレゾ) | METAL メタル |
DSD(ハイレゾ) | METAL Master |
本体の背面にはウォークマンロゴを模した「40周年特別ロゴ」をプリントした。製品のパッケージも特別仕様で2種類のステッカーが付属する。16GBのメモリを内蔵して価格は440ユーロ(約5万2000円)。欧州で11月の発売を予定しているが、ソニーによると日本での販売は未定としている。
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