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» 2019年09月06日 18時53分 公開

楽天、格安SIMで“縛り”廃止 自社回線プランも

楽天モバイルは、格安SIM「楽天モバイル」の最低利用期間と契約解除料を撤廃すると発表した。10月から“縛り”のない新プランを提供する。

[井上輝一,ITmedia]

 楽天傘下の楽天モバイルは9月6日、格安SIM(MVNO)サービス「楽天モバイル」の最低利用期間と契約解除料を撤廃すると発表した。従来は1〜3年の最低利用期間を設けており、途中で解約した場合は9800円(税別、以下同)の契約解除料を設定していたが、10月から“縛り”のない新プランを提供する。

MVNOサービスで最低利用期間と契約解除料を撤廃する

 10月に始まる新「スーパーホーダイ」は、毎月のデータ容量として2GB、6GB、14GB、24GBの4つのプランを用意する。2GBプランの場合、通話と合わせた月額の基本料は2980円となる。楽天会員になると、契約後1年間は毎月1500円の割引を受けられる。いずれのプランも10分以内の通話は無料。データ容量を使い切っても最大1Mbpsの速度で通信できる。

10月から始まる新「スーパーホーダイ」のプラン詳細

 通話プランとデータプランを組み合わせる新「組み合わせプラン」でも、縛りを廃止する。ただ、従来の「スーパーホーダイ」「組み合わせプラン」の利用者が、縛りのない新プランへ移行する際は、従来プランの契約内容に応じた解除料が発生する。

 楽天モバイルは同日、自社の通信ネットワーク(MNO)でのサービスを10月から試験的に無料で提供すると発表した。MNOとしての有料サービスは「安定稼働の確認後」としたため、料金プランは明言しなかったが、「MNOでも縛りは設けない」(楽天モバイル山田善久社長)としている。

 10月以降はMVNOとMNOのサービスを並行して提供することについて、同社の大尾嘉宏人常務執行役員は「お客さまの利便性を優先しMVNOの新規受け付けも継続するが、MNOへの移行を推奨していく」としている。

MVNOからMNOへの移行を推奨するが、MVNOの新規受け付けも継続する

 携帯料金プランの縛りを巡っては、総務省が「2年契約プランの解約金の値下げ」や「2年契約プランとその他のプランの価格差の抑制」など、キャリア各社のユーザー囲い込みを抑える規制案を発表していた。

 これに対し、KDDIは解約金を1000円にする「2年契約N」を、ソフトバンクは解約金を撤廃した新プランを発表している。

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