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ZOZO、最高年収1億円の「天才・逸材」採用していた AI時代に向け「やばい人材を集めている」これからのAIの話をしよう(ファッション編)(2/4 ページ)

» 2019年09月20日 07時00分 公開
[松本健太郎ITmedia]
金山さん

金山:そうです(笑)。でも2009年ぐらいに、僕らは「絶対にネイティブアプリの時代が来る」と確信していました。ビッグトレンドとして、AI化は間違いない未来なので、早めにトレンドに乗っておいたほうが良い。早めに参加したほうが学習コストも低いですし、リターンも大きいので。具体的に動いている話として、プロダクトを推進するAIチームを作ります。9月1日には、元Amazon.comチーフ・サイエンティストのアンドレアス・ワイガンドが弊社のデータサイエンスアドバイザーに就任しました。日本に呼んだり、(ビデオ会議で)ミーティングに参加してもらったりして、彼の知見を組織にインプットさせようと考えています。

マスクド:それはすごいですね。

金山:彼は天才です。はっきり言って、やばい。そういう人との仕事は面白いので最高です。あともう一つ、最高年収1億円で「天才・逸材」(ZOZO研究所における研究員やエンジニアなど)を募集していましたが、これを通じてさまざまなスキルを持つ人が入社してくれました。Forbesにもインタビューが載っています。

 AIに関しては、さまざまな人材を集めています。AIを使えて既にあるソリューションと組み合わせて価値にできる人、組織の中でバリバリと開発できる人、あとは組織外の協力者であるアンドレアス。まだ対外的には発表していませんがいろいろな大学ともコラボレーションしています。もう全張りといってもいいくらい、手を打とうとしています。

マスクド:すごい人材が加入して化学反応が起こると、面白い組織に変革しそうですね。

金山:ただ、まだまだ大規模にやれていないんです。他の大手EC企業と比べるとファッションテックではわれわれが勝っていると思いますが、テック全般で見たら、ZOZOはまだ地方大会3回戦ぐらいかなと。なので、もっと強化していきます。

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