米CDN(Content Delivery Network)大手のCloudflareは9月26日(現地時間)、同社のエッジネットワークでQUICおよびHTTP/3のサポートを利用可能にしたと発表した。
クライアント側としては、米GoogleのChromeのCnary版で利用可能で、米MozillaのFirefoxのNightly版も間もなくサポートする見込みだ。
HTTP/3は、以前は「HTTP-over-QUIC」と呼ばれていた、QUICプロトコル上でHTTPを稼働させるための仕様。QUICはGoogleが2013年に発表したUDP(User Datagram Protocol)をベースにしたトランスポート層のプロトコル。HTTP/3は、TCPの代わりにQUICを使うことで、遅延が大幅に減る。
Cloudflareは昨年、顧客にHTTP/3のサポートを予告し、ウェイティングリストを公開した。登録済みの顧客は順次HTTP/3を試せるようになる。向こう数週間中に、CloudflareのダッシュボードでドメインのHTTP/3サポートを有効にすれば利用できるようになる。
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