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» 2019年09月29日 10時53分 公開

Googleさん:Google Play Musicに近づく終わりの時

音楽サービスを「Google Play Music」から「YouTube Music」に移行しようとしているGoogleさん。これから発売するAndroid端末に、YouTube Musicアプリをプリインストールし、これまでプリインストールしてきたGoogle Play Musicアプリはプリインストールしないことにしました。Google Playストアからダウンロードはできます。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 Googleさんが9月27日、「これから発売するAndroid 9以降を搭載の端末にプリインストールする音楽アプリは、Google Play MusicじゃなくてYouTube Musicにします」と発表しました。

 music 1 Google Play Music(左)とYouTube Music

 「Google Play Music」が完全に消滅するわけではなく、Google Playストアにはまだあるので、Google Play Musicを使っていたいユーザーは、新端末を買ったらダウンロードすればいいのですが、Google Play Music終焉の時がまた少し近づきました。

 そういえば、うちの「Google Home Mini」や「Google Nest Hub」に「ねぇGoogle、音楽をかけて」と言うと、以前は「Google Play Musicで音楽を再生します」と言っていたのが、いつの間にか(たぶん4月から)「YouTube Musicで音楽を再生します」に変わったのも終焉の予兆かもしれません。

 music 2 「音楽をかけて」というとYouTube Musicで再生が始まる

 Googleは2015年にYouTube Musicを立ち上げ、少しずつGoogle Play Musicに取って代わらせようとしています。その経緯は以前の「Googleさん」で紹介しました。昨年11月にはGoogleの偉い人が、いずれはGoogle Play Musicを縮小し、ユーザーをYouTube Musicに誘導するのがゴールだとはっきり言いました

 今のところ、Google Play Musicの月額980円のサブスクユーザーは、YouTube Musicの同額のサブスクサービス「YouTube Music Premium」も並行して(二重に払わずに)使える状態になっています。

 YouTube Musicの方が後発ということもあり、Google Play Musicよりユーザーインタフェースがましだったりするので、さっさと移行すればいいのに、と思うところですが、Google Play Musicの最大のメリットである「音楽ライブラリ」機能が、YouTube Music Premiumにはまだないのです。

 音楽ライブラリは、PC(Macもサポート)から最大5万曲をアップロードし、スマホや他のPCなど、どこからでも聴けるようにする機能。こつこつ5万曲アップロードしたユーザーは、これがチャラになってしまったら困ります。YouTube Music Premiumに音楽ライブラリ機能がついたとしても、また最初から全部アップロードし直すとしたらかなりの悪夢です。

 だから、Google Play Musicの音楽ライブラリを、そのままYouTube Music Premiumに持ってこられるようになるまでは、Google Play Musicを終わらせるわけにいかないのです。

 それでもいつかはGoogle Play Musicはなくなってしまうので、今のうちからYouTube Music Premiumに慣れておかなくちゃと思うのですが、下の画像(左がGoogle Play Music)のようにユーザーインタフェースが大分違うので、私はつい慣れているGoogle Play Musicを起動しがちです。

 music 3 スマホの画面(左がGoogle Play Music)

【追記】そうそう、Google Play Musicでサムアップ/サムダウンをタップしたり、再生履歴などで育ててきた音楽の好みをYouTube Musicに反映させる機能は「大変申し訳ございませんが、そのような機能がございませんので、お手数ではございますが、再度アーティストを選んでいただけると幸いでございます」とのことです。YouTube Music Premiumの好きなアーティストの選択は[設定]→[おすすめをもっとカスタマイズ]でできます。AIを使っているのか、例えばジョン・レジェンドをタップするとその下の選択肢がちょっと変わってアリシア・キーズやアッシャーが出てきたりするのがちょっと面白いです。

 ヘルプページによると、Google Play Musicから月額料金が200円高い1180円のYouTube Premiumに切り替えても「お客様の音楽ライブラリやその他の機能が影響を受けることはない」とあるので、そうしてみようかと思いはじめたところです。

 YouTube PremiumはYouTube Music Premiumを含むサブスクサービスで、動画の広告なし再生やYouTubeオリジナル作品が見られるという特典もあります。

 また、YouTube Premiumにすると、YouTube Musicで再生中の音楽に動画付きバージョンもある場合、画面に「動画もあるよ」ボタンが表示され、これをタップすると再生の途中からシームレスに動画版に切り替わる機能があるのも魅力。これはGoogle Nest Hubでの再生中に使いたい。


 10月15日の「Made by Google」イベントで発表される予定の「Pixel 4」には、Google Play Musicアプリはプリインストールされていません。これを買ったら、Google Play Musicアプリはダウンロードしないで、YouTube Musicを使うことになりそうです。

【更新履歴:2019年9月30日午後7時45分 Googleに問い合わせたお返事が来たので、【追記】を追加しました。】

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